くらし もっと自分らしく YLIY magazine by TRUST DESIGN

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京都びとと、はなそう。

イリーマガジン 初回トップ画像
安田美沙子・ハイトラスト 坂口祐司安田美沙子
 ・ハイトラスト 坂口祐司

初めてのウェブマガ会議

記念すべき、第一回のイリーマガジンはトラストデザインを主宰する株式会社ハイトラストの代表取締役、坂口祐司と女優・タレント・ランナー・食育研究家など、幅広いジャンルで活躍を続ける京都出身の安田美沙子のふたりしゃべり。これからのイリーマガジンの展開、展望について話し合うこの場は、まさしく編集会議。京都を愛するこの若い世代が、読者のみなさまに支持されるウェブマガジンを制作すべく本気でアイデアをぶつけます。

自然体でうちを語ろう♪

中京区西洞院通夷川上る毘沙門町……。株式会社ハイトラストのオフィスで待ち合わせた坂口と安田は、ナチュラルな木の香り漂うハイセンスなオープンスペースで、まずはにこやかに挨拶を。これから一年にわたってマンスリーでお届けするウェブマガジンは、『リラックスした空気感から生まれる普段着の言葉』を大切にしていきたいと思っています。そこで、パイロット版のスタイリングにセレクトしたのは、身体を優しく包むようなサイズのフーデッドパーカ。イリーマガジンの読者のみなさまに響くワードやフレーズが自然に紡ぎ出せますようにと、願いを込めた『くつろ着』でミーティングを始めます。

自然体で語る坂口と安田の画像

求む! 女性目線の忌憚なき意見

坂口—2020年から企画を練っていたイリーマガジンが、いよいよ6月1日に立ち上がります。京都にまつわる著名人と、『暮らしもっと自分らしく』をトピックにお話をしていくという趣旨なんですが、安田さんには、ここ京都出身のタレントさんとしてだけでなく、主婦代表、ママ代表、ときにはゲストの奥様やご家族の代弁者として、自由奔放にコメントをしていただければと思います。

安田—わたしはこの企画を機に、『京都に家を建てる』ということをリアルに捉え、勉強したいと思っています。様々な世界からゲストを招かれるということで、どんなお話が聞けるのかいまからとてもワクワクしています。


いつかは京都でお家づくりをしたい。年齢や性別、国籍、在住の都道府県を問わず、そんなあなたに向けて発信するこのコンテンツ。京都の各界を代表するトップランナーとのコラボレーションを毎月、写真と文章でお伝えします。この視覚から入るインフォメーションが、あなたの感性を刺激できれば、いと嬉し。

『ユア ライフ イズ ユアーズ』。ウェブマガジンの発起人、株式会社ハイトラストの坂口が好んで口にするフレーズなのですが、当の本人は、意味ではなく響きが気に入っている模様。実は、この英文の単語の頭文字を並べたものがイリーマガジンの名の由来。意味ではなくと言いつつも、『あなたの人生はあなたのもの』と訳すのはどこか味気ないもの。イリーマガジンはこれを『あなたの人生の主役になるのはあなたしかいないでしょう』と意訳し、ウェブマガ制作のみならず、『家づくり』においても反映すべきメッセージであると考えています。坂口と安田は、安田の幼馴染が経営する炭焼の名店、芹生のパーティーなどを通して以前より親交があり、企画が具体化する中で「京都の有名人と言えば安田美沙子! 是非ともイリーマガジンのカバーを飾って欲しい!」という、坂口の熱望でオファーが決定しました。

for the next YLIY

第一線で活躍するゲストに迫る

坂口—次回からはゲストの方をお迎えしますので、我々はホスト役に回ることになります。安田さんが京都で活躍される方々に聞いてみたいことはありますか?

安田—漠然となんですが、町家でカフェを開きたいという夢があるんです。

坂口—そうなんですね。

安田—ですので、坂口さんのような建築関係の方はもちろんのこと、飲食関係の方からこの仕事に便乗して、カフェの開店に向けてたくさん情報を集めておこうと思っています(笑)

坂口—京都をホームとする方の生の声が聞けますからどんどん便乗しちゃってください(笑) ちなみにですが、町家に関連する方の出演も仕込み中なんですよ。

次回のイリーマガジンについて語る安田美沙子の画像

for the next YLIY

第一線で活躍するゲストに迫る

坂口—次回からはゲストの方をお迎えしますので、我々はホスト役に回ることになります。安田さんが京都で活躍される方々に聞いてみたいことはありますか?

安田—漠然となんですが、町家でカフェを開きたいという夢があるんです。

坂口—そうなんですね。

安田—ですので、坂口さんのような建築関係の方はもちろんのこと、飲食関係の方からこの仕事に便乗して、カフェの開店に向けてたくさん情報を集めておこうと思っています(笑)

坂口—京都をホームとする方の生の声が聞けますからどんどん便乗しちゃってください(笑) ちなみにですが、町家に関連する方の出演も仕込み中なんですよ。

飾らない言葉を引き出して

安田—めっちゃ嬉しいです。仕込み中という表現が、なにかしらのヒントになっているのかなと勘ぐってしまいますが、そこで暮らしたり、そこで働いたりする上でのメリットやデメリットを、是非とも、聞いてみたいです。

坂口—ゲストにいらっしゃるのは、京都ではよく知られた方も多く、ご家族や仕事の関係者、お知り合いなどもこの記事をご覧になられると思います。あまりかしこまった対談で、ゲストがどこか気取ったように映るのは好ましくないと思っていますので、安田さんには、堅い『お話』を柔らかい『おしゃべり』にガラッと変換するようなほんわかな雰囲気づくりをお願いしたいです。

安田—これは、重大任務ですね。頑張ります!

坂口—例えば、料理人の方にどんなキッチンが使い勝手がいいのかを聞いても、中には、家では料理をされない方もいらっしゃると思うんです。『家と暮らし』がお題のコンテンツだからといって、模範的回答に期待するわけではなく、理想は理想として、現実は現実として、そのまま話してもらえればいいなと考えています。

安田—わたしは女性目線で、でも、奥様にはこういう感じが使い勝手がいいかもと、ご提案しますよ。

坂口—そうそう、いい感じにちゃちゃを入れてもらえれば、場もなごむでしょうし、自ずと話も弾むと思うんです(笑)

安田—場の緊張感をやんわりほぐすのもわたしの担当だと思っています。この器量と愛嬌で(笑)

坂口—そうですね(笑) 本音と建前が京都の無形文化なんてまったくの冗談ですが、せっかく、いろいろな肩書きの方とお話しができるんですから、自分の家のリビングにいるような感覚で肩肘を張らずお話を伺えるのが理想ですね。

ママ代表に理想と現実を訊く

坂口—作戦会議はそこそこにして、安田さんは現在、お住まいの方はどうされていますか?

安田—ゆくゆくは家を建てたいと考えていますが、いまのところはずっと賃貸です。家族とヴィンテージっぽいマンションに暮らしています。

坂口—東京ではヴィンテージマンションは大人気ですよね。都心エリアに多く、近代建築のお手本のような素晴らしい意匠のものばかりです。

安田—いざ建てるとなると絶対に失敗したくないので、設計や施工に関しても、この企画を通して学んでいけたらなと。ひとつだけ決めていることがあって、料理が大好きなのでキッチンにはとことんこだわります。

坂口—ちなみに、家具もお好きなんですか?

安田—主人がファッション関係の仕事なもので、デザインされたもの全般に言えることですが、家具への愛情と情熱もほんとにすごくて(笑) 子どもたちと暮らしていますけど、部屋はまるでホテルのようなイメージですよ。

坂口—スタイリッシュでアーバンな感じですね。生活感がないみたいな。

安田—はい。主人がそのようなディレクションをしていますね(笑) わたしは、木の温もりが感じられるほっこりしたテイストが好きなんですけど。

坂口—それ、将来、家を建てたときには、着地点というか落としどころがかなり難しそうですね。

笑顔の安田美沙子の画像

キッチンだけは譲らない宣言

安田—いえいえ。リビングはどうぞ主人の好きなようにしてくれたらいいんです。その代わりにキッチンはわたしのテリトリー(笑) ほっこりしたテイストで隅から隅まで自分好みに仕上げますよ。

坂口—ここは絶対に立ち入るなみたいな(笑)

安田—そんなスタンスじゃなく、料理のお仕事もさせていただいていますが、作ることも食べることも、料理そのものが大好きなんです。だから、ここがわたしの居場所みたいな。これ、主婦やママにとってもすごく大事なことだと思います。

キッチンについて語る安田美沙子の画像

坂口—では、安田さんにとってはキッチンがパーソナルスペース、くつろげる空間ということですか?

安田—キッチンもそうですが、いまの住まいではテラスが癒やしの場所となっています。

坂口—えっ、テラスですか。

安田—はい。そんなに広くはないんですが、そこで花やハーブを育てています。コロナ禍で家にいる時間が増え、テラスガーデニングを始めたんです。菜園と言うとちょっとハードルが上がりますが、育てやすい種を探して、プランターを使えば簡単に始められますよ。

坂口—家にいる時間と家にある場所の素敵な使い方ですね。

安田—ありがとうございます。この時期は家族と家をもっと大切にしようと気づかせてくれました。

京都に建てるを叶えるため

坂口—最後になりますが、イリーマガジンは、閲覧いただいた方の『京都に家を建てる』という夢や希望、または淡い願望のお手伝いをする媒体です。インフルエンサーと言えばいまどきですが、その道でめざましい活躍をされる発言力と影響力を併せもったゲストと語らう『京都の家と暮らし』が、みなさまにとってなにかしらの気づきやアイデアなればありがたいです。

安田—家を建てたことのないわたしは、読者のみなさまと同じ未来の施主の立場から『京都の家と暮らし』にクエスチョンを投げかけていきます。

坂口—これから一年間、どうぞよろしくお付き合いください。


『晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ』。戦前戦後を通して人気を博した国民的作家、吉川英治の言葉です。編集会議のこの日はあいにくの雨。ただ、天候に一喜一憂しては家づくりは始まりません。大切なのは、我が家を愛し、我が暮らしを楽しむことなのかも。