くらし もっと自分らしく YLIY magazine by TRUST DESIGN

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「住」と「遊」の
美味しい関係

イリーマガジン 第十四回トップ画像
安田美沙子・Brasserie café ONZE オーナーシェフ 山崎 智彦・ハイトラスト 坂口祐司

欧米文化をカジュアルに表現する料理人が登場

『あなたの理想の暮らしを叶える』がモットーの京都の住宅会社 トラストデザイン代表取締役の坂口祐司と、京都出身の女優・タレントである安田美沙子のふたりが、毎回京都にゆかりある素敵なゲストをお迎えしてそのお人柄に迫り、お仕事のお話やプライベートのお話から、新たな住まいや暮らしの提案をしているマンスリーウェブマガジン YLIY MAGAZINE(イリーマガジン)。今回のゲストは木屋町で『日本一気軽に入れるフレンチ』というコンセプトを掲げるBrasserie café ONZEのオーナーシェフ 山崎 智彦さん。「ハンバーガーを食べ歩き、研究していたら美味しくできたので」と、新たに出店したハンバーガーショップBURGER ELEVENが今回の舞台です。ついに活気の戻ってきた梅雨入り前の京都河原町で、多くのファンを持つヒットメーカーシェフに、『くらしとあそび』のマリアージュについてお伺いしていくとしましょう。

欧米文化をカジュアルに表現する
料理人が登場

『あなたの理想の暮らしを叶える』がモットーの京都の住宅会社 トラストデザイン代表取締役の坂口祐司と、京都出身の女優・タレントである安田美沙子のふたりが、毎回京都にゆかりある素敵なゲストをお迎えしてそのお人柄に迫り、お仕事のお話やプライベートのお話から、新たな住まいや暮らしの提案をしているマンスリーウェブマガジン YLIY MAGAZINE(イリーマガジン)。今回のゲストは木屋町で『日本一気軽に入れるフレンチ』というコンセプトを掲げるBrasserie café ONZEのオーナーシェフ 山崎 智彦さん。「ハンバーガーを食べ歩き、研究していたら美味しくできたので」と、新たに出店したハンバーガーショップBURGER ELEVENが今回の舞台です。ついに活気の戻ってきた梅雨入り前の京都河原町で、多くのファンを持つヒットメーカーシェフに、『くらしとあそび』のマリアージュについてお伺いしていくとしましょう。

画像:安田美沙子・Brasserie café ONZE オーナーシェフ 山崎 智彦・ハイトラスト 坂口祐司
画像:安田美沙子・Brasserie café ONZE オーナーシェフ 山崎 智彦・ハイトラスト 坂口祐司

その世界観をお家に落とし込もう

坂口—飲食に携わる方とのご縁が多いイリーマガジンですが、今回は木屋町で人気のフレンチ ONZEのオーナーシェフで、この度河原町にハンバーガーショップ BURGER ELEVEN をオープンされた山崎さんをゲストにお迎えしました。山崎さん、よろしくお願いします

安田—初めまして。よろしくお願いします。京都出身の奥様、ママたちの代表として、お家づくりや暮らしのお話を聞いていきたいと思います

山崎—よろしくお願いします。家づくりのこと、話せるかな…… イリーマガジン読んで予習してきましたけど、不安で仕方ないです(笑)

坂口—今回5月にオープンされた新店舗は、山崎さんのスケッチを元に店舗作りをされているじゃないですか。人気店を生み出している山崎さんが、もし家を作るならこんな世界観! というのを3人で話して、形にしていく企画です。安心してください(笑) 僕、山崎さんの家も知っているんですよ。めっちゃおしゃれなお住まいなので、どんなお家かも教えてもらいながら進めて行けたらいいなと思いますね

ニホンイチ気軽な
フランス料理を、京都で

坂口—山崎さんとは以前からの知り合いで、ずっとこのイリーマガジンにお迎えしたいなって思っていたのですが、新店舗のオープンという抜群のタイミングで登場していただけて何よりです

山崎—商工会議所青年部の同期でしたよね

坂口—僕はその時山崎さんのお店のことは知らなくて。商工会議所青年部って、みんなスーツを着て出席して、初めは自分の業務内容、自己紹介をするところから始めるんですけど、『日本一気軽に入れるフレンチを目指してます』って自己紹介されていて。めちゃくちゃかっこいいフレーズだなって衝撃を受けて、初めてお店に食事に行かせて頂きました。そしたら、当時のうちの事務所の隣に住んでおられることがわかって(笑) 河原町にうちのショールームLIFE STUDIOを出店したら、お店も近くにあるし。ということで、とってもご縁の深い方です

安田—出会いは何年くらい前なのでしょうか?

山崎—5〜6年前ですかね? 僕自身、過去に不動産業界で働いていたこともありまして、坂口さんのお仕事に対する姿勢やビジョンには惹かれましたね。『衣食住』とよく言われるくらいで、暮らすことも食べることも、人が生きていく上で必ず必要なこと。そこが幸せなら、毎日の生活が豊かになりますしね

坂口—そう、もともと不動産屋さんなんですよ。それも距離が近づいた理由の一つですね。ただ、程よい距離感というか、2人で飲みに行ったこともなければ、すごく頻繁に食事をしにお店に伺っているわけでもなくて。近づきすぎて歪みが生まれることもなく、ちょうどいい関係です(笑)

画像:安田美沙子・Brasserie café ONZE オーナーシェフ 山崎 智彦・ハイトラスト 坂口祐司

“カッコいい”から始まる
お店づくり

安田—山崎さんは今、いくつお店を経営されているんでしょうか?

山崎—お話に出たフランス料理店のONZEと、ハンバーガーショップのBURGER ELEVEN、他に昔のスタッフに託したお店がひとつあります。そこはもう、完全にお任せしているので経営している、という感じではないのですが

坂口—京都で飲食店をたくさん経営されている方は他にもいらっしゃるんですが、山崎さんは世界観がブレていない。ONZEもいい意味ですごくラクなお店で。ちょっとラフすぎるぐらい(笑) でも出てくるお料理は間違いなく美味しいし、まさに『日本一気軽に入れるフレンチ』に向かって、全員がブレることなく進んでいるんだなって思います。以前は夜のみの営業をされていたのですが、コロナ禍でランチ営業を始められた時スタッフみんなで食べに行ったらすごい美味しくて。『美味しいですね! 』って山崎さんと話していると、今回のBURGER ELEVENの出店計画もあると伺いました

山崎—コロナで暇だし、昼から営業しよう、と思っているときに、たまたまハンバーガー屋さんで食べたハンバーガーが美味しかったんですよ。これ作れたらカッコいいな…… と思って、自分で遊びながら作っていたら美味しくできたので、これは売り物になるな、と思いまして。お店のランチで出しながら、改良していたらハンバーガー屋さんがしたくなったんです

坂口—この料理作れたら“カッコいい”というアンテナがまずまず一般の人にはないですよね。料理人さんのアンテナだなあと。我々建築業者の目線で言うと、山崎さんのスケッチを元に作られたこのお店もすごいシンプルでカッコいい。こんな店にしたい、という世界観がしっかりとあるんだなと思います

安田—フランス料理のお店で開業されたきっかけってどんなところからなのでしょうか?

山崎—30歳の頃、食べに行った京都のフレンチに惚れて、雇ってもらったんです。入ってからフランス料理のことを益々カッコいいなと思うようになって。その会社にいた時、ヨーロッパに一度連れて行ってもらったんですよ。初めてのヨーロッパは、街並みどこを切り取ってもカッコよくて。当てずっぽうで入ったカフェやレストランも、内装やお皿、雰囲気がめっちゃカッコいいんですよ。でも美味しくないことも多くて。僕はこの世界観を表現して、真面目に美味しい料理を出す店がしたい、と思いました。ONZEを作ったときはまだ携帯電話も今みたいに多機能化していなくて、ヨーロッパで撮ってきた写真をたくさん現像して、職人さんに『ここはこんな感じ』とか、写真を見せながら、自分の思う“カッコいい”の寄せ集めで作りましたね

坂口—山崎さんの世界観がそこで培われたわけですね。元不動産屋さんの経験もあって、素晴らしいお店ができたんだと思います。お客さんに間取りの提案なんかもされていたわけですもんね

不動産営業、東南アジアでの海外生活を経て、京都で飲食店に従事。2007年 木屋町にブラッスリー・カフェ、そしてワインバーでもあるフランス料理店『Brasserie Café ONZE』をオープン。2022年5月にはハンバーガー専門店『BURGER ELEVEN』をオープン。フレンチの技法を取り入れたハンバーガー店としてオープン前から話題を集めています。また、貴船神社の境内や外苑で行われる披露宴の宴席では炭火焼きのグリル調理を担当。店舗外での活躍も光る京都カジュアルフレンチ界のキーマンです。

画像:Brasserie café ONZE オーナーシェフ 山崎 智彦

不動産営業、東南アジアでの海外生活を経て、京都で飲食店に従事。2007年 木屋町にブラッスリー・カフェ、そしてワインバーでもあるフランス料理店『Brasserie Café ONZE』をオープン。2022年5月にはハンバーガー専門店『BURGER ELEVEN』をオープン。フレンチの技法を取り入れたハンバーガー店としてオープン前から話題を集めています。また、貴船神社の境内や外苑で行われる披露宴の宴席では炭火焼きのグリル調理を担当。店舗外での活躍も光る京都カジュアルフレンチ界のキーマンです。

山崎流『楽しむ』の嗜み

坂口—山崎さんといえば、ご自身の趣味や遊びにも絶対妥協しないですよね。毎朝自転車で走ったり、ランニングしているかと思えば息子さんとスケボーしたり、ラジコンしたり。元々弊社事務所のお隣に住んでおられるので、楽しそうな声が聞こえてくるんですよ。僕達仕事してるのに(笑) 仕事に遊びに、人生のバランスが絶妙ですよね

山崎—いろんなことに興味があって、凝り性なんです。なんでもとことんやりたくなるというか…… この世に存在する一番の道具を揃えて、思いっきりやりたい! ってなっちゃうんですよ。だから自転車もロードバイク、マウンテンバイクとたくさんあるし、ラジコンも本気です(笑)

坂口—その趣味に家族の皆さんは付き合ってくれるんですか?

山崎―奥さんと自転車に乗るときは、奥さんの好きそうなカフェや飲食店なんかを探しておいて、そこに一緒に自転車で出かけたりとか。子供と遊ぶ時も、子供と一緒に楽しめるように考えて遊んでいますね。いつかは一緒に本気でマウンテンバイク乗ったりしたいな、と思っています

安田—海外の家族のイメージって、その家族の幸せとか、趣味の共有みたいなことをすごく大事にしているな、素敵だなって思うんです。お庭でバーベキューしたり、休日は子供を預けてデートしたり、一人一人の幸福度がすごく高いんだろうなって。日本はみんな働きすぎというか…… もっと自由に、楽しいことを追求してもいいんじゃないかと思いますね。だから、山崎さんみたいな考え方、行動力をお持ちの方って素敵だなって感じました

山崎―みんなで楽しく暮らすのが1番いいですよね

安田—私自身も走ったり、サーフィンしたり…… 山崎さんと共通の趣味を持っているので、話し始めたらどこまでも話せそうで(笑)

坂口—遊ぶときは思い切り遊んで、仕事もきっちりと飲食店経営者として成功されている。メリハリというか、繰り返しになりますがバランスが抜群に優れているなと思います

山崎―仕事も遊びの延長というか…… ダメかもしれませんが、そんな感覚でしょうか。楽しんで仕事していたいな、と言うのがありますね。仕事もプライベートも、思い切り楽しんでる方がカッコいいじゃないですか

画像:安田美沙子・ハイトラスト 坂口祐司

趣味に全力な男の、
理想のガレージ

坂口—冒頭にもお話ししましたが、山崎さんのご自宅、すごいおしゃれなんですけど、特殊といえば特殊ですよね

山崎—ガレージが玄関ですからね(笑)

坂口—3階建てで、どんな間取りでしたっけ?

山崎―1Fはガレージ、2Fに僕の寝室と水回りがあって、3Fにリビングと奥さん、子供の寝室があります

安田—変わった間取りですね! 見てみたいです 

坂口―ガレージには車が2台置けるようになっているのですが、その後ろに恐ろしい数の自転車があるんですよ。趣味部屋みたいな(笑)

山崎—リビングもキッチンも3Fにあるので、奥さんは大変かもしれませんが、気に入っています

安田—確かに…… スーパーで買い物してきた荷物持って上がるの、大変ですね(笑)

山崎―玄関に置いといてくれたら、重いものは持って上がるようにしていますね。よく忘れるんですけど(笑)

安田—お家に入ったら趣味のスペースが広がっているのは、帰ってきた時に毎日嬉しくなりそうです

山崎―車も好きですし、帰ってきて、玄関のところに寝そべりながら車と自転車眺めてビール飲んでる時間とかめっちゃ幸せですね

坂口—それ、頂いちゃっていいでしょうか。やっぱり料理人をゲストに迎えた回なので、キッチン周りだったり『食』にフォーカスする…… よりも、もっと山崎さんらしい部分を引き出したいなと思っていたので、今回は『男の秘密基地』というか

安田―家族の趣味を最大限楽しめるお家、いいですね。私の子供も基地作り好きなんですけど、男の人っていくつになっても秘密基地が好きなんですね

山崎—こんな自分のわがままを元にお家考えてもらっていいんですかね(笑)

坂口—せっかくなので、ただただ近年流行りのガレージハウスにせずに、我々が本気でガレージハウスを作り込んだらこうなります、というものをお見せしようと思います

山崎—子供が大きくなった時に一緒に遊べたり、そこで軽くお酒が飲めるような場所も欲しいですね。セカンドリビングじゃないですけど、そこにも団欒が作れるとめっちゃ楽しいと思います

坂口— 趣味の道具の収納部屋じゃなく、きっちりディスプレイできて、実用的で、くつろげる場所もあって。そんなガレージハウスのガレージの部分をカッコよく作り込ませていただきます!







画像:安田美沙子

YLIY style from vol.14

イリーマガジン パース画像(トラストデザインが提案する『秘密基地』)

トラストデザインが提案する
『秘密基地』

サブカルチャーを愛するフランス料理人と、我らが坂口、安田の3名で家づくり談義を行い生まれたのは、趣味を楽しめるガレージ空間。クルマはもちろん、自転車やバイクなど、好きなものたちを存分に愛でることのできる空間には、ロフトに団欒スペースも確保。一人ではもちろん、家族や友人とゆっくりと過ごすことのできる趣味部屋となりました。トラストグループでの家づくりは、ご紹介したインタビューと同じように、お客様のご希望やご要望をじっくりと伺うところからスタート。一見雑談とも取れる会話の中からも家づくりのヒントを探します。そして、実際に出来上がるお家を具体的にイメージいただけるよう、このような美麗なパースでご提案。まずは叶えたい夢や理想、わがままをたくさんご相談ください。『あなたの理想の暮らしを叶える』がモットーのトラストデザインならば、きっとご希望に沿う素敵なお住まいのご提案ができることでしょう。

イリーマガジン パース画像(さあ、週末の予定を立てよう)

さあ、週末の予定を立てよう

ガレージ奥に位置するデスクスペース。ここで仕事をするのもいいけれど、せっかくなら『次の休みは何をしよう』と予定を立てたり、愛車のカスタム構想につかってみてはいかがでしょうか。

イリーマガジン パース画像(旅の相棒にも特等席を)

旅の相棒にも特等席を

居住空間とガレージのハイブリッドなこの空間には、バイクの居場所も。ツーリングから帰ったら、いつもの場所に。目で見てかっこよく、メンテナンスの取り回しも抜群のバイクガレージになっています。

イリーマガジン パース画像(自転車を見せる収納に)

自転車を見せる収納に

専門店のディスプレイ然としたロードバイク収納は、こだわりまくった愛車を愛でる為の必須装備。日常的に頻繁に乗る自転車だからこそ、かっこよく壁に掛けてはいかが? 汚れても、ここに掛ける前に綺麗に拭き上げてから。

画像:安田美沙子・Brasserie café ONZE オーナーシェフ 山崎 智彦・ハイトラスト 坂口祐司

本取材の後、山崎氏よりお声がけをいただき、編集部クルーみんなで『BURGER ELEVEN』のハンバーガーを頂くことに。結構なボリュームのハンバーガーながら安田を筆頭に女性陣からも大好評で、味はもちろんのこと、女性には食べやすくカットを提案してくれるなどおもてなしの心が詰まったサービスが特に印象的。河原町エリアに訪れた際は、ランチの第一候補にしてみては。

今回の舞台

イリーマガジンの舞台となったBURGER ELEVEN

今回の舞台

BURGER ELEVEN

今回のゲスト 山崎 智彦さんが今年5月にオープンしたハンバーガー専門店。中挽・粗挽き・超粗挽きの3種類を組み合わせた、肉感あふれる100%ビーフパティと、フランス料理ならではの技法を取り入れた調理でオープン早々人気店に。真っ白の爽やかでスタイリッシュな空間は、サブカルチャーを愛する山崎さん自身のプロデュースによるもの。欧米のカルチャーを全身で体感できる注目のスポットです。

TEL.075-366-4307
〒600-8025
京都市下京区清水町284-1

衣装協力
UNDICI・NOVE  ririchuchu